私達建築家の仕事は、建物を造る事です。それは、町並みを創る事につながります。

そして視点を変えると、これまでの歴史/思い出を壊している事にもなります。

山や海の自然環境にも、影響をおよぼしているかもしれません。

長年住み慣れた建物を壊すのは、哀しい事です。これまで住んでいた軌跡もなくなります。

母校が、変わった時も、生まれ島が変わった時も、記憶の再現をする場所がなくなります。

子供の頃の自分を思い出す場面をなくし,そのころの自分を忘れたりしていませんか?。

 私は、区画整理事業など好きではありません。道を広く、平らな土地を造成し、

利便性を優先しすぎて、その土地から聞こえてくるもの、感じる物がないからです。

個々の建物が強すぎて統一された町並みは造れません。

どこでも同じ街になり、愛着もうすれます。

 地形の記憶や、場所の力(ゲニウス・ロキ)を残す事も私達の仕事だと考えます。

場所の力を読みとり、新しい建物に反映していく、繋いでいくことが、大事だと思います。

 そうする事により、地域性が育まれ、文化も残っていくのではないかと思います。

記憶を残す事も、比較する事も必要です、次の世代への資料として! (根路銘安史)

2004年2月11日 首里金城町の移り変わり

2004年2月 首里金城町樋川の移り変わり

2004年9月25日 糸満/小禄のスージグァー

2006年7月 南風原の集落