仲之川(ナーカヌカー)

仲之川 『水のいまむかし』沖縄水の研究会よりp31

上の写真は、もやしを作っています。写真のおばあさんを知っている年寄りもいました。

コンクリートを撤去し、水道管を見えなくしました。貯水池の縁は、ニービが使われていて、ほとんどのこっていました。前庭の石敷きの下には、空洞がありそこに水がたまっています。そこから、利用している家庭に水を引いています。

石垣の壊れたところを補修しました。

俗に「ナーカヌカー」という。カーとは井戸のこと。流れも川と書くが「カーラ」と発音する。このカーの東に金城大樋川、西に寒水川樋川があって、その中間にあるのでこの名がついた。水量水質ともにすぐれ、町民だけでなく、日照りには他町住民も利用し、禁中(首里城)の御用水にもなった。

川の背面断崖は大小の石材を用い「あいかた積み」で石壁を築き、井戸は長方形に積み上げて前庭は石を敷きつめている。昔は井戸の縁から水があふれ、周囲では「もやし作り」が行われていた。

『那覇市の文化財1989』那覇市教育委員会よりp91

仲之川の石畳です。緑のトンネルが気持ちよいです。左手の溝に配水管を隠し、蓋をしました。

以前は、ここから下に二つの貯水場がありそこまで溝があったそうです。