黄色い帽子の家

*設計主旨

家族がお互いの気配を感じとれる平屋の提案。プラン・構造を単純化し、コストを抑えた。

計画は、2つのコンクリートボックスを舟のように浮かべ、その「間」に木屋根を架ける。動きを吸収しつつ、包み込む。

影を落とす。雨を遮る。風が吹き抜ける。この「間」は土間となっており、家の中心にある。この土間は、訪れやすく、

入りやすく、居やすく、また家に気を使いながら生活することなく、汚しても気にならない許容力がある。

外部空間を建物の中に引込むのではなく、外部空間そのものが生活の中心に横たわり、あらゆることを可能にする。バーベキューでも。

そんな、暮らしの提案である。

ヒンプンの壁とアプローチ 南東外観
南外観 玄関からテラス(土間)を見る
テラス(土間) テラス(土間)から広間・和室を見る
テラス(土間)から屋根を見る 広間から・テラス(土間)を見る
テラス(土間)から屋根を見る 洗面・浴室
住宅新聞の取材
玄関からテラス(土間)を見る 台所から・テラス(土間)を見る

*建築概要

設計/根路銘安史 atelier nero 担当 水上浩一

構造計算/パス建築研究室 担当 新川清則

所在地/沖縄県島尻郡与那原町

竣工年月/2005.7

敷地面積/180.24F

建築面積/93.99F

延床面積/91.30F

構造・規模/混構造(RC造,一部木造)、地上1階

施工/根路銘建設

家族構成/2人

総工費/1250万

第1種低層住居専用地域

建ぺい率60%

容積率100%

工事中の屋根組