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浦添市経塚の住宅の見学会

日時: 6月 18日(土)13時〜17時

場所:浦添市経塚

台所・広間・和室・庭が一直線に繋がった東西に細長い長屋のような住宅です。
玄関、台所、広間の北側には安定した光を取り入れるため、また熱気抜きのためのトップサイドライトを設けています。
建物は内外ともにコンクリート打放し仕上、床材にはチーク材を使ったシンプルなつくりの住宅です。

 *見学を希望される方は、17日(金)までにメールにて、住所・氏名・連絡先・参加人数を明記の上、お申し込みください。

申込後、建物の案内図を添付致します。

*見学会では、建物内部/外部とも汚さないように、見学お願いします。

『ひび割れのないコンクリートのつくり方』を実践。

コンクリート30-8-25-N 細骨材率38%で打設しました。 

アトリエ・ネロ 098-889-0103

ひび割れのないコンクリートのつくり方の実践

良質なコンクリートとは?

密度を高めるほど良質で、露出面の密度が耐久性を決定する

配合計画(耐久的コンクリートを構築)

・水セメント比50%以下    :強度・耐久性を確保する

・スランプ12センチ以下    :材料の分離を抑える

・単位水量170kg/m3以下    :乾燥収縮ひび割れを抑える
・単位セメント量320kg/m3以上 :ガラス質を確保する

・細骨材率40%以下が目安   :耐久性を高める

スランプ8センチ 細骨材率38%

今回配合計画書では、水の量147kg

JIS企画品との比較1m3あたり

スランプ8センチの水の量161kgと14kgの差。

スランプ12センチの水の量168kgと21kgの差。

スランプ18センチの水の量181kgと34kgの差。

1m3あたり最大で34kg水が絞れたことになる。

その水が、ピンホールや、水ミチ等の悪い部分を生み、または、上部のスラブ部分等に集まり、実質のコンクリートの強度差を生み出す。

今度は、粗骨材を比較してみる1180kg

スランプ8で1004kg、176kgの差である。

スランプ12で996kgと、184kgの差である。

スランプ18で942kgと、238kgの差である。

1m3あたり最大で238kg増え、粗骨材が多く入ったことになる。

水が少なくなり、骨材が多くなっている事がわかる。

今度は、密度を比較してみる2356kg

スランプ8で2340kg、16kgの差である。

スランプ12で2330kgと、26kgの差である。

スランプ18で2288kgと、68kgの差である。

1m3あたり最大で68kg増え、密度が高くなった。打設時に、バイブレターによる締め固め、足踏みによる密度を上げる事により、全ての箇所で2400kg/m3以上にもっていきたい。密度が高くなって品質の良いコンクリートとなる。

30-8-20-N 細骨材率38%との比較

種類 30-8-20-N

細骨材率38

30-8-20-N 30-12-20-N 24-18-20-N
セメント 327 346 361 318
147 161 168 181
細骨材(海砂) 421 249 242 593
細骨材(砕砂) 281 580 564 254
粗骨材 1180 1004 996 942
水セメント比 45.0% 46.5% 46.5% 57.0%
細骨材率 38% 45.7% 45.2% 48.1%
30-8-20-N細骨材率8%との比較
セメント 0 19 34 -9
0 14 21 34
細骨材(海砂) 0 -299 -283 27
細骨材(砕砂) 0 300 283 -27
粗骨材 0 -176 -184 -238
2356kg/m3 2340kg/m3 2330kg/m3 2288kg/m3

ひび割れのないコンクリートのつくり方の実践

*水の少ない硬い生コンを使用する。

*硬い生コンをイブレーターで液状化させながら蜜実に充てんする

再振動やタンピングで水や空気を追い出す

打ち継ぎ部を処理して一体にする

*脱型後も養生をして水の蒸発を防ぐ

(岩瀬式打設方法)より